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パターン構図
- pattern composition
- 別名: 反復構図
- 別名: リピテーション
同じ形を等間隔で繰り返し並べ、その反復そのものを画面の主題にする構図。反復の中に1つだけ違う要素を入れて、そこへ視線を集める使い方も併せて紹介されることが多い。写真の構図技法としての初出は確認できていない。
図で見る
画面の中で何が起きるか
同じ形が等間隔で並ぶと、ひとつひとつの形は見分けられなくなり、繰り返し全体がひとつの面として読まれる。視線は特定の一点に止まらず、並びの方向に沿って流れる。ここに1つだけ大きさ・向き・明るさの違う要素を入れると、そこだけが並びから外れて浮き上がり、面積が小さくても最初に見つけてもらえる。逆に間隔や大きさがばらついていると、並びが繰り返しとして読めないため、外したはずの1つも「もともと不揃いなうちの1つ」に紛れてしまう。反復を成立させる側の均一さが、崩しの効き目を決める。
向く被写体・場面
- ビルの窓・座席・タイル・柵など、人工物の規則的な並びを正面から捉えるとき
- 並木・列車の連結部・干された洗濯物など、等間隔の反復が実際に存在する場面
- 反復の中に1つだけ違う色・向きの要素があり、そこを見せたいとき
- 画面全体を面として使い、主役を面積ではなく差異で示したいとき
つまずきやすい点
- 斜めから撮ったために手前と奥で大きさが変わり、等間隔の反復として読めなくなる
- 反復が画面の一部で途切れ、そこが意図しない「崩し」として先に目立ってしまう
- 崩しの要素を入れすぎて、どれが崩しでどれが地なのか分からなくなる
- 反復を画面いっぱいに入れた結果、何を撮ったのかが伝わらない模様の写真になる
どこまで裏が取れているか
この構図についてよく言われることを、出典に当たって確かめた結果です。出典が見つからなかったものは、見つからなかったと書いています。
- 裏付ける出典が見つからない 「パターン構図」は写真解説で広く紹介されているが、写真の構図技法としての初出や、この呼び方を定めた人物を示す一次資料は見つけられなかった。 DuckDuckGo で「パターン構図 反復 写真 由来 語源 研究」を検索した範囲では、上位は個人ブログとカメラ系メディアの解説記事、および構図一般を扱う論文・卒業論文で、写真用語としての初出を述べた資料には到達できなかった。美術用語としての「反復」は現代美術用語辞典に項目が立つが、写真の構図技法と結びつけた資料は確認できていない。
他の構図の主張とあわせて確かめたい場合は根拠の強さで見るもご覧ください。