構図と現像を図で理解する写真の教科書

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額縁構図

手前にある物で画面の周囲を囲み、その内側に主役を置く構図。囲みが視線の逃げ道をふさぐため、内側に残った領域へ視線が集まりやすいとされる。手前の物で画面の縁を括るという点では西洋絵画のルプソワール(repoussoir)と重なるが、repoussoir は左右どちらか片側に置く手法として定義されており、四方を囲む形とそのまま同じものではない。

図で見る

額縁構図の図解(推奨例)補助線: 画面の中に置かれた額縁状の内枠。 配置: 背景の不定形(左の囲み)が左中段、背景の不定形(右の囲み)が右中段、背景の不定形が中央上、背景の不定形(上の囲み)が中央上、背景の不定形が中央下、主被写体の人物(枠の中の主役)が画面中央。 手前の要素で四方を囲み、内側に空いた領域へ主役を置いた例。囲みが画面の約半分、主役の周りに残る空きが約半分。左の囲み右の囲み上の囲み枠の中の主役
推奨例手前の要素で四方を囲み、内側に空いた領域へ主役を置いた例。囲みが画面の約半分、主役の周りに残る空きが約半分。
額縁構図を意識しなかった場合の図解(失敗例)補助線: 画面の中に置かれた額縁状の内枠。 配置: 背景の不定形(厚すぎる囲み)が左中段、背景の不定形が右中段、背景の不定形が中央上、背景の不定形が中央下、主被写体の人物(主役)が画面中央。 囲みが画面の大半を占め、主役に残された面積がわずかになった例。額縁そのものが主題にすり替わる。厚すぎる囲み主役
失敗例囲みが画面の大半を占め、主役に残された面積がわずかになった例。額縁そのものが主題にすり替わる。

画面の中で何が起きるか

手前の物が画面の外周を占め、その分だけ主役に使える面積が減る。減った結果として画面の中に「明るい/開けた領域」がひとつだけ残り、視線はそこに落ち着く。囲みと内側の面積比がそのまま効き方を決め、囲みが薄いと枠として読まれず、厚すぎると主役の面積が足りなくなる。また囲みは主役より手前にあるため、重なりによって前後関係が生まれ、画面に奥行きが出る。

向く被写体・場面

つまずきやすい点

どこまで裏が取れているか

この構図についてよく言われることを、出典に当たって確かめた結果です。出典が見つからなかったものは、見つからなかったと書いています。

他の構図の主張とあわせて確かめたい場合は根拠の強さで見るもご覧ください。

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