構図と現像を図で理解する写真の教科書

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現像の順番

現像ソフトの処理は、利用者が操作した順ではなく、ソフトが決めた固定の順序(パイプライン)で実行される。そしてこれらの処理は数学的に可換ではないので、順序を入れ替えれば結果は変わる。一方で、雑誌や解説記事でよく見る「正しい現像手順」については、実験的な根拠を示した出典を見つけられなかった。

図で見る

同じ2つの操作でも、順番を入れ替えると結果が変わるトーンカーブの図。横軸が入力(暗い ← → 明るい)、縦軸が出力(暗い ← → 明るい)で、いずれも0%から100%。左下が暗いほう、右上が明るいほう。縦軸は上に行くほど明るい。 左下から右上への対角線は「何も変えない」直線で、薄く重ねてある。 明るさ → コントラストは、入力(暗い ← → 明るい)0%で出力(暗い ← → 明るい)0%、入力(暗い ← → 明るい)4%で出力(暗い ← → 明るい)0%、入力(暗い ← → 明るい)10%で出力(暗い ← → 明るい)10%、入力(暗い ← → 明るい)20%で出力(暗い ← → 明るい)26%、入力(暗い ← → 明るい)30%で出力(暗い ← → 明るい)42%、入力(暗い ← → 明るい)40%で出力(暗い ← → 明るい)58%、入力(暗い ← → 明るい)50%で出力(暗い ← → 明るい)74%、入力(暗い ← → 明るい)60%で出力(暗い ← → 明るい)90%、入力(暗い ← → 明るい)66%で出力(暗い ← → 明るい)100%、入力(暗い ← → 明るい)100%で出力(暗い ← → 明るい)100%の10点を通る折れ線。 コントラスト → 明るさ(比較用の細い線)は、入力(暗い ← → 明るい)0%で出力(暗い ← → 明るい)15%、入力(暗い ← → 明るい)19%で出力(暗い ← → 明るい)15%、入力(暗い ← → 明るい)30%で出力(暗い ← → 明るい)33%、入力(暗い ← → 明るい)40%で出力(暗い ← → 明るい)49%、入力(暗い ← → 明るい)50%で出力(暗い ← → 明るい)65%、入力(暗い ← → 明るい)60%で出力(暗い ← → 明るい)81%、入力(暗い ← → 明るい)72%で出力(暗い ← → 明るい)100%、入力(暗い ← → 明るい)100%で出力(暗い ← → 明るい)100%の8点を通る折れ線。 「コントラスト=0.5 を中心に 1.6 倍」「明るさ=+0.15」という2つの操作を、順番だけ入れ替えて計算した曲線(いずれも 0〜1 でクリップ)。この2つの式を選んだのは説明のためであり、特定の現像ソフトの実装を再現したものではない(その意味で模式図であり、実測値ではない)。図に描けていないこととして、実際の現像ソフトでは順序はユーザーが選ぶものではなく、ソフトが決めたパイプラインで固定されている。0%25%50%75%100%0%25%50%75%100%入力(暗い ← → 明るい)出力(暗い ← → 明るい)明るさ → コントラストコントラスト → 明るさ
同じ2つの操作でも、順番を入れ替えると結果が変わる「コントラスト=0.5 を中心に 1.6 倍」「明るさ=+0.15」という2つの操作を、順番だけ入れ替えて計算した曲線(いずれも 0〜1 でクリップ)。この2つの式を選んだのは説明のためであり、特定の現像ソフトの実装を再現したものではない(その意味で模式図であり、実測値ではない)。図に描けていないこととして、実際の現像ソフトでは順序はユーザーが選ぶものではなく、ソフトが決めたパイプラインで固定されている。

この操作が画像に何をするか

現像ソフトは、利用者がスライダーを動かした順ではなく、あらかじめ決められた順序で処理を実行する。この順序には物理的に動かせない部分がある。ハイライト再構成は RAW のままのデータでないと意味がないのでデモザイクの前、デモザイクが済んでいないと入力カラープロファイルは当てられない、という具合である。そして処理は可換ではないので、同じ設定でも順序が違えば結果は違う。非破壊(パラメトリック)編集が保証するのは「元の RAW が書き換わらないこと」と「いつでもパラメータを変えられること」であって、「操作した順に処理されること」ではない。

効く場面

つまずきやすい点

どこまで裏が取れているか

この項目についてよく言われることを、出典に当たって確かめた結果です。出典が見つからなかったものは、見つからなかったと書いています。

他の項目の主張とあわせて確かめたい場合は根拠の強さで見るもご覧ください。

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