構図と現像を図で理解する写真の教科書

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レイルマン構図

画面を4等分する線と2本の対角線が交わる点のうち、中心を除いた4点に主題を置く構図。鉄道写真家・中井精也氏がニコンの写真講座で「レイルマン比率」として示している方法で、交点は三分割法よりも画面の隅に寄る。

図で見る

レイルマン構図の図解(推奨例)補助線: 画面を縦横4等分する補助線、2本の対角線。 配置: 主被写体の建物(主役)が左下、副被写体の丸(対角の交点)が右上、背景の山が右中段。 中心を除いた4つの交点のうち、左下の点に主役を置いた例。交点は各辺の長さに対してちょうど25%/75%の位置で、画面比が変わっても動かない。中井氏の定義は「縦に4分割した線」だが、縦線だけで引いても縦横に引いても交点の4点は同じ位置になるため、図では縦横の4等分線を描いている。主役対角の交点
推奨例中心を除いた4つの交点のうち、左下の点に主役を置いた例。交点は各辺の長さに対してちょうど25%/75%の位置で、画面比が変わっても動かない。中井氏の定義は「縦に4分割した線」だが、縦線だけで引いても縦横に引いても交点の4点は同じ位置になるため、図では縦横の4等分線を描いている。
レイルマン構図を意識しなかった場合の図解(失敗例)補助線: 画面を縦横4等分する補助線、2本の対角線。 配置: 副被写体の建物(要素1)が左下、副被写体の建物(要素2)が右上、背景の山が右中段。 対角の交点にも同じ大きさの要素を置いた例。図の側でも2つを同じ強さで描いてあり、主役として区別された要素はない。視線が対角線上を往復して主役が定まらない。要素1要素2
失敗例対角の交点にも同じ大きさの要素を置いた例。図の側でも2つを同じ強さで描いてあり、主役として区別された要素はない。視線が対角線上を往復して主役が定まらない。

画面の中で何が起きるか

4等分の線と2本の対角線が交わる点は画面の中心を含めて5つあり、中心を除いた4点は各辺の長さに対してちょうど25%/75%の位置に来る。4等分線も対角線も辺の長さに対する比で決まるので、この位置は画面比が変わっても動かない。三分割法の33%/67%よりも隅に寄るため、主役の外側に残る空きは狭く、反対側には広い空間が残る。この面積の偏りが画面に向きを与える。また4点はいずれも対角線の上に並ぶので、交点に置いた主役と対角側の交点を結ぶ線がそのまま対角線になり、線路や道のような細長い被写体をその線に重ねやすい。ただし隅に寄る分だけ、主役が画面の端で切れないか、周囲に不要なものが写り込まないかの確認は三分割法より必要になる。

向く被写体・場面

つまずきやすい点

どこまで裏が取れているか

この構図についてよく言われることを、出典に当たって確かめた結果です。出典が見つからなかったものは、見つからなかったと書いています。

他の構図の主張とあわせて確かめたい場合は根拠の強さで見るもご覧ください。

レイルマン・黄金分割・三分割法・ファイ・グリッドの線の位置そのものは4つのグリッド位置をくらべるで数直線に並べて比較しています。

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