構図と現像を図で理解する写真の教科書

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色相別の調整(HSL / カラーミキサー)

色相帯ごとに色相・彩度・輝度を動かすパネルは、どの現像ソフトにもある。ただし「何色に分けるか」はソフトごとに違い、共通の規格はない。Capture One の基本カラーエディターは8色、DaVinci Resolve の ColorSlice は7つのベクトルで分ける。また、この種の調整が階調の段差(バンディング)を起こしうることは、メーカー自身が処理バージョンの説明として認めている。「肌はオレンジだからオレンジのスライダーを触ればよい」という説明は広く行われているが、そう定義した公式資料は見つけられなかった。

図で見る

色相環上の基準となる6つの方向色相環の図。円周に沿って色相が並ぶ。真上が色相0度(赤)で、時計回りに角度が増え、右が90度(黄緑)、真下が180度(シアン)、左が270度(青紫)。向かい合う位置(180度差)が補色にあたる。中心からの距離は彩度の強さを表す。 目印は赤(R)が色相0度(赤)・中心からの距離100%、黄(Y)が色相60度(黄)・中心からの距離100%、緑(G)が色相120度(緑)・中心からの距離100%、シアン(C)が色相180度(シアン)・中心からの距離100%、青(B)が色相240度(青)・中心からの距離100%、マゼンタ(M)が色相300度(マゼンタ)・中心からの距離100%。 この6つの角度は、色相環を 0°=赤 / 120°=緑 / 240°=青 と定義したときにその中間として決まる位置であって、特定のソフトの色相帯の境界を測った値ではない。DaVinci Resolve の ColorSlice はこの6つのベクトルに加えて7つ目として肌色のベクトルを持ち、Capture One の基本カラーエディターはこの6色に「オレンジ」と「ピンク」を加えた8色で分ける。しかしオレンジ・ピンク・肌色それぞれの色相角や帯の境界を示した出典は見つけられなかったため、この図には角度として置いていない。Adobe の Lightroom / Camera Raw が持つ色相帯の一覧も、公式ヘルプの本文からは確認できなかった。帯と帯の境界がどこにあり、どうつながっているかは、この図では表現できていない。0°90°180°270°赤(R)黄(Y)緑(G)シアン(C)青(B)マゼンタ(M)
色相環上の基準となる6つの方向この6つの角度は、色相環を 0°=赤 / 120°=緑 / 240°=青 と定義したときにその中間として決まる位置であって、特定のソフトの色相帯の境界を測った値ではない。DaVinci Resolve の ColorSlice はこの6つのベクトルに加えて7つ目として肌色のベクトルを持ち、Capture One の基本カラーエディターはこの6色に「オレンジ」と「ピンク」を加えた8色で分ける。しかしオレンジ・ピンク・肌色それぞれの色相角や帯の境界を示した出典は見つけられなかったため、この図には角度として置いていない。Adobe の Lightroom / Camera Raw が持つ色相帯の一覧も、公式ヘルプの本文からは確認できなかった。帯と帯の境界がどこにあり、どうつながっているかは、この図では表現できていない。
階調の段差(バンディング)とはどう見えるものか階調ランプの図。左端が黒、右端が白のグレーの帯を、段数を変えて2本並べている。滑らかにつながった階調は256段、段差が見えている状態は12段。段数が少ないほど境目が縞(トーンジャンプ)として見える。 模式図であり、実測値ではない。Adobe は Process Version 6 の説明として「カラーミキサーと白黒ミキサーの調整時のバンディングを軽減する」と記しているだけで、どの程度の調整量でどれだけの段差が出るかは公表していない。この図の 12 段という値は、段差が見えるとはどういうことかを示すために選んだもので、実際の発生条件を表すものではない。また、段差の出やすさは元データのビット深度や作業色空間にも左右されるが、その関係はこの図には描けていない。滑らかにつながった階調段差が見えている状態
階調の段差(バンディング)とはどう見えるものか模式図であり、実測値ではない。Adobe は Process Version 6 の説明として「カラーミキサーと白黒ミキサーの調整時のバンディングを軽減する」と記しているだけで、どの程度の調整量でどれだけの段差が出るかは公表していない。この図の 12 段という値は、段差が見えるとはどういうことかを示すために選んだもので、実際の発生条件を表すものではない。また、段差の出やすさは元データのビット深度や作業色空間にも左右されるが、その関係はこの図には描けていない。

この操作が画像に何をするか

HSL / カラーミキサーは、画像を色相の帯に分けて、帯ごとに色相・彩度・輝度を動かす道具である。空の青だけを深くする、葉の緑だけを黄色寄りに振る、といった選択的な操作ができる。ただし、どの帯がどこからどこまでを指すかはソフトが決めており、共通の規格はない。Capture One は赤・緑・青・シアン・マゼンタ・黄・オレンジ・ピンクの8色、DaVinci Resolve の ColorSlice はベクトルスコープの軸に沿った6ベクトルに肌色を足した7つ、というように分け方そのものが違う。帯で区切って触る以上、帯の内側と外側の境目をどうつなぐかという問題が必ず生じるため、Capture One には隣接色との変化の度合いを決める Smoothness という専用パラメータが用意されている。強く動かしたときに階調が段差になって現れることは、Adobe が処理バージョンの改善点として明記している。

効く場面

つまずきやすい点

どこまで裏が取れているか

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